貧しい人々や労働者のための政策を
選挙後PCCCは、「進歩派が全国民のためのヘルスケアや気候変動に関する大胆な政策を提案し、共和党票田地域を民主党票田に変えたのだ。米国民は、民主党本部が大手製薬資本などに挑戦し、全国民にヘルスケアを提供する政策を提案・実行し、公共的インフラ投資を行って雇用を促進することを期待している」と述べた。
当選した進歩派議員は、民衆とともに、トランプ行政府の暴走を抑え、大衆の利益になり、地球環境保護にもなる政策を提起していく。そのためには、民主党上層部の大改造が必要である、と感じている。
新しい社会のため闘う議員たち
「今日勝利したからと言って、2年前にトランプに負けたときと同じ政治へ戻っては何にもならない。民主党当選者の中に新しい顔ぶれがあり、彼らにバトンを渡すべきだ。民主党内反乱が必要だ」と、フリーランス・ジャーナリストのデービッド・クリオンがツイートしている。
「ムーブオン政治活動」のイリヤ・シェイマンは、「我々はあちらこちらで進歩派闘士を当選させた。これまで以上に多くの女性、有色人、新人議員を誕生させた。企業が牛耳る金権政治と闘う議員、銃ロビーと闘う議員、国民皆保険実現のために闘う議員が誕生した」と語った。
根本的社会変革への志向
この議員たちは、中間選挙を二大政党の取引市場として利用したがる現民主党指導層と根本的に違い、根本的社会変革の出発点と考えている人々である。
ピープルズ・アクションのゲールは、「選挙に勝った勢いで、今後現政権への見張りをもっと厳しくし、貧しい人々や労働者のための政策をどんどん提案して、政府に圧力をかけなければならない。そういう闘いの繰り返しの先に人民の勝利と新しい社会が生まれるのだ」と語った。
* * * 出典‥「コモン・ドリームズ」2018・11・7